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vol.2 (2009.8.19)
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<アムキー・ニッティング・プロジェクト vol.5>ご案内

「作り手」と「受け手」をつなぎ、映像をめぐる多彩な文脈を編む「アムキー・ニッティング・プロジェクト」、第5回目を12月9日(水)に開催します。
今回は、現在ケルン在住の映像作家/キュレーター、中沢あきさんをゲストにお迎えします。新作「Lola / What Loreley wanted to speak」の上映ならびに「Grenzgaenger/越境者として」をテーマにお話しを伺います。皆さまのお越しをお待ちしております。


[amky knitting project vol.5]
上映&トーク「Grenzgaenger/越境者として」

〇2009年12月9日(水)19:00〜
〇会場:アート&ソサイエティ神田事務所
 千代田区内神田3−17−8 小山ビル301
(JR神田駅西口から徒歩3分、地下鉄淡路町駅A1出口から
徒歩6分)
※↓こちらから地図がダウンロードいただけます。
http://amky.org/japanese/coordinate/index.html
 tel. 090-7719−9972(A&S)
〇共催:NPO法人アート&ソサイエティ研究会
〇予約:amky@amky.org (先着順)
〇お問い合わせ:050-1159-9306(アムキー)
〇参加費:1,500円 ※ワンドリンク付き
*会場スペースに限りがあるため、ご予約をお願い致します。

<トーク概要>
英語ではビデオアーティスト、しかし日本語では映像作家と肩書を名乗る私。自分の作品がビデオアートなのかショートフィルムなのか、はたまたそのどれでもないのか、いまひとつ自分の作品の位置づけができないでいる私にとって、映像作家という日本語の言葉は実にそれら全ての迷いを広く含んでくれる、素晴らしい肩書である。
ドイツに在住して4年、残念ながらドイツ語にもこの映像作家という言葉をぴたりと訳する言葉はない。ポジショニングの難しさはドイツでも日本でも同じことのようだ。最近一つ、ドイツ語で気になる言葉がある。Grenzgaenger、英語だとborder crosser、すなわち越境者という意味である。
ビデオアート、ショートフィルム、エクスペリメンタルフィルム、アニメーション、etc。映像には様々なジャンルというものが一応区分けされている。が、このジャンル分けに当てはまらない映像作品は実に多く、更にその公開される機会は、映画祭かメディアアートフェスティバルか、また映画館か美術館か、という違う状況の場が多々ある。それらの場や領域を渡り歩くアーティストたちが増えてきている、という話題を昨年今年と、いくつかの映画祭で見聞きした。この言葉は自分にとってあるヒントとなると思っている。

■ 上映作品"Lola / What Loreley wanted to speak"
(2009年/ケルンメディア芸術アカデミー助成制作作品)
「なぜかは知らねど心わびて/どうしてそうなのかわからないが」ドイツの詩人、ハインリッヒ・ハイネのこの名高い詩と共に、ライン川の古伝説の女性、ローレライは美しい髪と魅惑の歌声を持つファムファタールとして知られる。その歌声で船乗りたちを死に招くその物語は、ロマンティックかつ神秘的で美しい…。
いや、ちょっと待った!彼女だって歌うだけじゃない、もっとなにか言い分があるはず!
現代の女性、ローラの話はローレライの話と交差しつつ、ローレライの歌の謎のベールをはがしていく。そこに現れるのは、男性の視点によって形作られたこの有名な表象の押さえつけられた感情と、社会が望む典型的な女性性である。



■ 中沢あき(映像作家、キュレーター)
1976年生。ケルン/東京在住。日本大学芸術学部映画学科映像コース在学中より、ビデオによる映像作品制作を始め、1997年、SVP(Spread Videoart Project、http://www.svp2.com/)の前身である原宿ビデオ研究会に参加。以降キュレーターとしても、インディペンデントシーンから教育機関や公共施設まで活動の場を広げ、様々な形で映像メディアに関わる。現在、オーバーハウゼン国際短編映画祭の予備審査他、日本及び海外の映画祭のプログラム企画も手掛ける。
作家としては、2006年制作のビデオ作品「願いをひく/Drawing wishes」が、ベルリン国際映画祭を始めとした各地の映画祭やメディアアートフェスティバルで上映され、またポーランドのメディアアートフェスティバルWROでのグランプリの他、様々な賞を受賞。2009年、ケルンメディア芸術アカデミー助成制作作品であるビデオインスタレーション「Lola / What Loreley wanted to speak」を完成させ、ドイツ・ボン市での国際グループ展「fully booked」で展示中である。


□NPO法人アート&ソサイエティ研究会 (A&S) 
アート&ソサイエティ研究センターは、アートと社会の関係を幅広い視点から考えていく研究調査機関で、個々の地域や他分野を繋ぐ水平なネットワークを促進し、現代における文化芸術の多様な役割を広げていくための業務・事業を行っています。
http://www.art-society.com/


〇 これまでの[amky knitting project]
vol.1 (2009.7.9)
上映&トーク「交錯する視線−パフォーマンスと映像」(ゲスト:ビデオ・アーティスト、中村明子さん)
vol.2 (2009.8.19)
上映&トーク「現代タイ・マレーシアの実験映像」(ゲスト:映像作家/キュレーター西川智也さん)
vol.3 (2009.10.7)
『AFTER BOOK』紹介&トーク「『AFTER BOOK』をめぐって:映像美術作品の価値基準は何か?」
(ゲスト:design art unit NOR (大江直哉さん・吉田亮子さん)
vol.4 (2009.11.10)
上映&トーク「Sabotage Syndrome - "Shot" をめぐる映像的考察」(ゲスト:映像作家、西山修平)